November 7, 2021

完璧過ぎないクロワッサン

 今月のLighthouseコラムは手作りのクロワッサンの話です。

最近はサワードウブレッドばかり作っていますが、バターたっぷりのクロワッサンとかクリームや果物の入ったデニッシュを熱々のラテと一緒に食べるのが大好きです。

イーストと牛乳を粉に加えます。

バターの風味が味を左右するクロワッサンには、脂肪分が多くて美味しいヨーロッパのバターの方がいいみたい。私は普通のスーパーでも手に入りやすいKerrygold Irish Butterを使いました。
無塩のアイリッシュバター。

とにかくバターたっぷり!

レシピはNY Times Cookingから。
ラミネート生地に興味のある娘も誘って一緒に作りました。というか、工程が多くて手間がかかるので、ふたりで手分けして作るくらいがちょうどいい。
生地をこねます。

バターを紙に挟んで四角く伸ばします。

バターをパーチメントペーパーに挟んで四角く平らにしておきます。それを生地に挟み、折り畳む作業を繰り返します。
生地にもバターを加えます。

一晩冷蔵庫で発酵させます。

理論上は簡単ですが、実際にやってみると、バターが端っこからはみ出したり、生地が破れたり、けっこう難しい。バターが溶けそうになると、いったん冷やしてからまたやり直し。
バターを挟んで折りたたむ。


形づくってから二次発酵。

三角に切ってまるめて形作った頃には、「もうクロワッサン作りはこりごり」と思いました。
溶き卵を塗ってから焼きます。

バターの層が出て美味しそう。

しかし、焼いている途中のいい香り、焼き上がった時のぱりぱりの層、ひとくちかじった時の美味しさに大感激。見た目はやや不恰好でも、味は最高。
アーモンドクリームを作ります。

半分に切ってペーストを塗る。

表面にはスライスアーモンド。

いくつか残ったクロワッサンは翌日にアーモンドクロワッサンにしました。
断面にシロップを塗って、アーモンドクリームを挟んで焼くと、焼きたての美味しさに生まれ変わります。

バターが溶けにくい、冬にこそ作りたいパンです。
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