今月のLighthouseコラムは自家製コンブチャの話です。
去年の春に早朝散歩を始めてから、今まで以上にポッドキャストを聴くようになったのですが、その一つに
Health-Ade Kombuchaの創業者がゲストの番組がありました。L.A.の自宅でコンブチャを作ってファーマーズマーケットで売るようになり、そこから今のビジネスになった、という話がとても面白く、その日のうちに話に出てきたコンブチャを買って飲んでみました。
そしたら、甘めのスパークリングワインみたいで口に合い、いろんなブランドのを飲み比べてコンブチャに夢中になってしまいました。そして私の思考の常で、「自分で作ってみたい」と思うようになりました。それに、市販のコンブチャって安くないんです。私が毎日飲んでいる安い白ワインより高いんです(笑)。
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Scobyはスターター液に漬かっています。 |
作り方を調べて、1ガロンの瓶とScoby(Symbiotic Culture of Bacteria and Yeast)、小分け用の瓶を買い、早速作ってみました。
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普通のティーバッグを濃く煮出します。 |
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砂糖はScobyの栄養分になります。 |
砂糖入りの紅茶にScobyを加えて寝かせるだけで、あっけないほど簡単。これが一次発酵。果物を加えて瓶詰めして、さらに二次発酵。
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このぐにゃっとしたものがScoby。 |
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スターター液も加えます。 |
定期的に作り始めて一年ほど経ちますが、サワードウブレッドと共に、すっかり日々の生活の一部になりました。
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食器棚の一部が瓶の定位置になりました。 |
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ラズベリーをピューレにします。 |
その理由は、あまり細かいことを気にしなくても仕上がりに大した違いがないため、気軽に作り続けられること。そして毎晩のお酒の代わりにコンブチャが半分くらい占めるようになったこと。
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密閉できる瓶に注ぎます。 |
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常温で二次発酵させます。 |
というのも、50代になってから急にお酒に弱くなったなと感じていて、以前と同じくらい飲むと頭痛がしたりするので、少し控えめにしていました。でも夕食の時に水とかお茶じゃ物足りないんです。そんな時、コンブチャのしゅわーっという爽やかな味に助けられています。以前はほぼ毎日お酒を飲んでいましたが、今は週の半分くらいはコンブチャ。ワイングラスに注げば、まるでロゼワインみたいなので、見た目的にも満足感があるんです。
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Scobyを自分で作ることもできます。 |
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市販のプレーンなコンブチャを瓶に入れておくだけ。 |
入れる果物によって味の変化があるので、ちっとも飽きません。食器棚の一番下の暗い場所が定位置で、前のが少なくなったら新しいのを6本ずつ作るようにしています。
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こんなふうに瓶の上にScobyの膜が出来ます。 |