April 30, 2021

新しい形のパスタ・Cascatelli

私がいつも聴いているPodcast、The Sporkfulから今、アメリカのフード業界で話題沸騰のパスタ・Cascatelliが発売されました。

発売から2時間で売り切れた幻のパスタ。

Dan Pashman
はパスタが好きで、いつか自分が理想とするパスタを作ってみたいと夢見ていました。いろんな人から素人が首を突っ込むにはハードルが高すぎる業界だと言われたにもかかわらず、諦めきれずに自腹を切ってプロジェクトを始めたのです。

今、箱の生産も追いつかないほどだそうです。

彼が理想とするパスタのポイントは3つあって、

1. Sauceability : How readily sauce adheres to the shape(ソースのからみ具合が良いか?)

2. Forkability : How easy it is to get the shape on your fork and keep it there(フォークで刺しやすいか?)

3. Toothsinkability : How satisfying it is to sink your teeth ito it(噛んだ時の歯応えはどうか?)

Waterfalls(滝)の形。

これらの条件をクリアし、世の中にないようなパスタを作ろうと3年以上かけて取り組んだそうです。その話はMission Impastableというシリーズで最初から聴けます。聴き進めるにつれ、私もDanの情熱に引き込まれ、このパスタの行方を追いかけて応援したくなりました。

肉と野菜をしっかり炒めるのがコツ。

形の発案から業者の見つけ方、失敗や方向転換、ネーミング案やプロの意見など、いろんなハードルを超えてようやく出来たパスタ。出来たものの、Danは自宅の地下室に山積みになっているパスタが全然売れなかったらどうしよう?という心配を隠さず正直な気持ちを語りました。そしていよいよ発売当日にSfogliniのウエブサイトをチェック!私もドキドキでしたよ。

牛乳をたっぷり入れて煮詰めます。

心配をよそに2時間で売り切れ!でも私はその最後のギリギリで買えました。せっかくだから、4箱(4パウンド)も注文。

弱火でゆっくり火を通す。

すぐにフードメディアやニュースなどで話題になり、今となっては入手困難の幻のCascatelliとなっていますから、家に配達された時は嬉しかったです。今から注文だと数ヶ月待ちだそう。

茹で時間はやや長め。

さて、フリルがありくるりとカールしてあるこのCascatelli、上記の条件を見事なくらいクリアしています。ボロネーズソースを作ってからめて食べましたが、肉もソースもしっかりと受け止め、歯応えも良く、素晴らしいパスタだと思いました。

私が一番よく作るボロネーゼのレシピはシンプルなトマトソースで有名なMarcella Hazanのもの。牛乳やワインを加えて煮詰める、クラシックな作り方で、とても美味しいです。

この楽しい形よ!

アメリカ産のセモリナ粉を使い、ブロンズの型を使って成形したザラザラ感の残る仕上げ。私もPodcastを聴いているうちに、パスタ業界の内情がわかり、市販のパスタを見る目が変わりました。

事情を知らない家族にたっぷりと説明しました(笑)。

まだ3箱残っているので、ソースの工夫をして大切に食べようと思います。

April 27, 2021

Chocolate Puddino・スプレーボトル

濃厚なイタリア風のチョコレートプディング・Chocolate Puddinoを作りました。

175Fになるまで温度計で細かくチェック。

たっぷりの卵黄入りのカスタード液にゆっくり火を通すことでとろみをつけます。鍋からおろした熱いカスタードをチョコレートに注ぎ、滑らかになるまで混ぜます。

チョコレートの入ったカップにこし器を通して入れる。

カスタードの熱でチョコレートが溶ける。

チョコレートとカスタードをよく混ぜる。


それを小さなグラスに流すのですが、その時にグラスを傾けてぐるりと回し、縁を高くします。

計量カップで作ったのでそのまま注げる。

こんなふうにカップを傾けて回す。

冷蔵庫で冷やす。

そうすると、少しのプディングなのに量が多く見え、あとでクリームを流した時にも見た目が良くなるというわけ。

柔らかめのホイップクリームを作る。

側面からはクリームが見えません。

アメリカ風のプディングはコーンスターチなどでもっと固くぼってりした食感で、それもまた違った美味しさですが、これは滑らかで口触りのよい冷たいチョコレートクリームという感じです。

チョコレートを削ってのせる。

滑らかで最高。
食器洗いにもSul Sudsを使っているという話を以前に書きましたが、水で薄めたのをスプレーボトルに入れて使えば、少量でまんべんなく行き渡って効果的です。
メイソンジャーにつけて使えるスプレーノズルを使っていますが、とても使い良いです。
残量がわかり、清潔に保ちやすい。

April 25, 2021

バタークリームでラナンキュラスやピオニーを作る

この週末は4度目のバタークリームのクラスを受講しました。今回も6インチのケーキを2台作って、娘と一緒に作りました。

バタークリームの花で飾った私のケーキ。

ケーキそのものはあくまでも土台で、クリームの絞り出しがメインのクラスなので、私が食べたいケーキをそのつど変えて作っています。

6インチケーキを3台焼いて、ふたつに分ける。

今回はこのレシピで、リバースクリーミングメソッド(粉とバターを先にサラサラに混ぜて他の材料を加える)のバニラケーキにしました。せっかく作るなら、味も美味しいほうがいいですもんね。

あらかじめバタークリームに色付けしておく。

色を混ぜるのは娘の方が上手なのです。

今まではクラスを受講しながら同時にデコレーションしていましたが、聞き逃したり時間が足りなくて焦ったりすることも多々あったので、今回は授業そのものをじっくり4時間見て聞いて、そのあと自分のケーキに取り掛かりました。

ラナンキュラスの練習中。

そのため、丸一日のプロジェクトになり、夕食を作る気力がなくなったため、タコスをオーダーして済ませましたが、落ち着いてケーキに取り組めて、満足のいく仕上がりになりました。

たくさんの花と葉っぱを絞り出して冷凍する。

ラナンキュラスもピオニーもトップ5に入るほど好きな花ですが、あくまで全体の姿を見ていただけで、花の蕾や花びらの細かい部分まではどんなふうなのか気がつきませんでした。

ケーキの側面はしっくいのようなざらついた仕上げ。

でも、バタークリームで絞り出していると、花びらの枚数や微妙な角度や色の変化などに目がいくようになります。先生に比べると、私のは全然本物に近づいていないレベルですが、それでもまとめてケーキに飾ると華やかに見えるものです。

まず花だけ並べてくっつける。

私は何事もわりとルールに従ってきっちり仕上げるタイプ。娘は最初からルールなどないかのように自分のやり方で進めるタイプ。そういう傾向がケーキの仕上がりにも現れるものです。

上から見たところ。葉っぱで埋めるとぐっと引き締まる。

ケーキを仕上げても、キッチンはバタークリームの指紋だらけ、洗い物もバターだらけで掃除も大変なので、全部が終わったら燃え尽きてしまいましたが、完成したケーキを見て、私はやっぱりこういう作業が好きだなとしみじみと思いました。

これは娘のケーキ。色合いも飾り方も彼女流。

バニラケーキとバタークリームのシンプルな組み合わせにいちごを添えて食べて、長い一日が終わりました。

April 22, 2021

Crepes Suzette・コーヒーの切手

サワードウのスターターは何日かに一度、粉と水を加えてリフレッシュさせないと菌が死んでしまいます。

卵とバターの量は目分量。

毎日するほうがもちろんいいのですが、神経質にならなくても意外と強いことがわかったので、今は週に一度くらいにして、残ったスターターは瓶に入れて冷蔵庫で保存しています。

クレープは一瞬で焼けるので手軽です。

焼きながらオレンジソースの準備。

捨てるのはもったいないので、ある程度貯まったら、ワッフルとかパンケーキにして使い切ります。今回はクレープを作ってみました。スターターは粉と水が混ざって発酵してあるものなので、それに卵と溶かしバターを加えれば生地が出来ます。

クレープが焼けたら畳んで皿に並べる。

砂糖とバターの中にオレンジジュースを加える。

バターと砂糖を溶かし、オレンジの皮とジュースを加えて煮詰め、仕上げにコアントローで風味をつけたソースをかけて、クレープシュゼットにしました。

フランベしようかと思いましたがやめました。

ソースたっぷりが美味しい。

温かいクレープって、ほっとする美味しさでいいものですね。

モカポットでコーヒーをいれています。

クレープのお供にコーヒーを入れようと思ってグラインダーを取り出したら、娘の字の青いポストイットが貼ってあり、にっこりしてしまいました。最近、娘もコーヒーを飲むようになったのですが、どのくらいのコーヒー豆が一人分なのかわからなかったようで、かなり多めに挽いて余ったようなのです。

クリーミーなオートミルク。

近頃はコーヒーには温めたオートミルクを入れるのが気に入っています。アーモンドミルクとオートミルクを常備しているので、あまり普通の牛乳を買わなくなってしまいました。

もっと食べ物系の切手が出るといいのに。

コーヒーと言えば、この前、久しぶりに可愛い切手を買いました。食べ物関係の絵の切手はあまり出ないので、見つけたらまとめ買いしておきます。以前に比べて、いいデザインの切手が減ったような気がするのが残念。

札幌と福岡のおいしいものがいっぱいの切手。

切手は断然日本のほうが可愛いと思います。以前L.A.に住んでいた友達が帰国して、日本の可愛い切手を送ってくれました。一枚のシートにいろんな食べ物があって、形も丸かったり正方形だったりして最高にツボ!

April 20, 2021

テープカッター・学校再開・焼きしゅうまい

 保存容器に入れたものにラベルをつけるためのマスキングテープはキッチンの必需品。端っこをはさみで切るか、手で破るかのどちらかで済ませていましたが、いいものを買いました。

ありそうでなかったテープカッター。

Tadpole Tape Cutterというもので、ゴムでくるりとテープに巻いておけば、切り口がきれいにぴしっと切れるという道具。

こういうちょっとした改善グッズが好き。

あと二ヶ月もしないうちに夏休みに突入しますが、ようやく学校が再開しました。週に4回通学で、1回は引き続きリモートクラス。

テストもドライブスルー、がアメリカ式。

その前にドライブスルーでコロナテストを受け、健康チェックのアプリで毎朝学校に報告、体温チェック、机は決められた席で3フィート離れて授業、など決まりはいっぱいですが、こうやって少しずつ学校も生徒も慣れていくしかないですよね。

8年生になって初めての登校!
私も今日、一度目のワクチンを接種してきました。予約出来てから20日も待って、ずっと心待ちにしていたのに、終わってみればあっけなかったです。


コウケンテツさんのレシピで焼きしゅうまいを作ってみました。

具がたっぷりのしゅうまい。

包み方が面白くて、ひき肉に皮を被せてくるくると回すという普通とは逆のやり方なのです。それにしゅうまいは蒸すものと思っていましたが、焼いてみると皮が香ばしくて、簡単な餃子、という感じ。作る過程も楽しいし、また作ってみようと思います。

ちょっと焦げましたが・・・。

しゅうまいというよりは、丸い餃子って感じ。

週末にロングビーチのNaples Canalsへ初めて行ってみました。パドルボードしてる人がたくさんいて、もう夏みたい。周りには個性的な家が多く、散歩が楽しい場所でした。

ゴンドラに乗っている人もいましたよ。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...