January 31, 2020

パンプキンの形のパン

パンプキンの形のパンを焼きました。
見た目はパンプキンだけど、味は普通のディナーロールです。
温かい牛乳にイーストを混ぜる。
こね上がった生地。
ボウルに戻して一次発酵させます。
成形に少し時間はかかるけど、出来たときの感激はひとしお。
まず、タコ糸を油に浸します(焼けたパンから外しやすくするため)。
その間にタコ糸を沢山切ります。一個につき4本ずつ。
ぷっくり発酵しました。
一次発酵させて、丸めた生地に4本のタコ糸を放射状に結びます。結び目を下にして、天板にのせて発酵させます。
タコ糸を油に浸すのを忘れずに。
こんなふうに皿に糸を置いて、生地をのせ、糸を結びます。
そうすると、二次発酵中に、糸の間からぷっくりと生地が膨らんで、いかにもパンプキンらしい形になります。焼く前に粉を振って、素朴な感じにしました。
結び終わったところ。
結び目を下にして並べます。
上に粉を振ってから焼きます。
仕上がりにパンプキンシードをへたに見立てて刺しました。
焼き上がったパンの底。糸を丁寧に外します。
パンプキンシードをへたに見立てて。
とても可愛く出来て満足。

January 29, 2020

縄編みセーター

寒いと言っても、日中は暖かい日が多いロサンジェルス、あまりセーターの出番はありません。でも、編みたい気持ちが先にたって、何だかんだで毎年編んでいます。
一度目の間違い。これくらいだと、ほどいてもショックは少ない。
今年は太めの縄編みセーターを編みました。
パターンはこちら
旅行中に車の中で編んだ分。たった4目の間違いが見逃せない。
レビューを読むと「説明がわかりづらい」と書いてある人が多かったので、かなり念入りにチェックしながら編んだのですが、確かに分かりづらい部分が多々ありました。でも間違っているわけじゃないので、慎重に編めば大丈夫。
三度目の挑戦。けっこう複雑な模様でした。
でも、私は縄編みの所で何度か間違えたのに気がつかず、どんどん編んでしまい、間違いに気がついて大ショック、ということがありました。
トップダウンなので、編みながら試着出来ます。
こういうのを見逃せない性格なので、涙を飲んで全部やり直し。
でも、着られないセーターを作っても意味がないので、結局は遠回りしてもちゃんと編んだ方がいいのです。
編み終わったら、水通しをしてから乾かします。
水通しして乾かしたら、縄編みがちょっと平らになりました。

January 26, 2020

今さらフレンチマカロン

少し遅くなりましたが、1月号のLighthouseコラムはフレンチマカロンの話です。
上の写真をクリックすると拡大して読みやすくなります。
流行った時に何度か作ってみたのですが、ことごとく失敗したせいで、「マカロンは難しい」と決めつけていました。
粉砂糖とアーモンドフラワーをふるうのが大切。
お菓子を日常的に作っていると、白身よりは黄身を使うことが多いです。
揚げ物をしょっちゅうするので、余った白身は卵をくぐらせるのに使いますが、カスタード系のお菓子で白身が沢山余った時には、使い道に困ってしまいます。
マカロナージュは何度もやって手で覚えるしかない。
それで、再びマカロンに挑戦してみることにしました。
卵白の泡だてとアーモンドフラワーとの混ぜ方が成功の秘訣なので、何度か練習しているうちに、完璧とは言えないまでも、結構それらしいものが出来るようになってきました。
熊の形にして、チョコレートチップで鼻をつけました。
そうなると、私の飽きるまで作り続ける性格がムクムクと出てきて、形や色で色々バリエーションをつけて作るようになりました。
ロイヤルアイシングで花びらを描く。
ポピーシードで花芯を。中身はラズベリーバタークリーム。
失敗作も成功作も、娘が学校に持って行って友達にお裾分けしてくれたので、助かりました。
水彩画ふうに絵を描いてみました。
きちんと粉類を振るい、メレンゲをしっかり泡だて、混ぜ加減を目で見て手の感覚で覚えて、焼き加減をしっかり掴めば、失敗率は少なくなります。
でも、繊細なお菓子なので、作るたびに100%成功、というのは難しいお菓子だと思います。
ちゃんとピエができるようになりました。
ハロウインに作ったかぼちゃのマカロン。
中身はピスタチオバタークリーム。

January 24, 2020

ポルトガル旅行・その4

ポルトに行ったら、多分ほとんどの人が訪れる有名な書店・Livraria Lello。
小雨の降るなか、長い行列。夏は三時間待ちが普通だそうです。
ここはハリーポッターの著者のJK Rowlingが91年から93年までポルトで英語教師をしていた時に、頻繁に訪れて、本の構想を練ったと言われている店です。
大きなピノキオの足がぶら下がっています。
螺旋階段で写真を撮るのも順番待ち!
5ユーロの入場料を払い、長い行列に並んで待たなければいけませんが、中は息を呑む美しさ。螺旋階段、天上のステンドグラス、天井まで届く本棚、店内は本を買う人よりも写真撮影に夢中な人の方が多いです。

美しい螺旋階段。

晴れた日にはリバークルーズもしました。
6つの大きな橋があって、そこを通り抜ける50分ほどのツアーです。
かわいらしい窓やドアの家が立ち並ぶ。
温かい日を選んでクルーズしました。
川沿いにはレストランやカフェが無数にあり、とても絵になる場所です。
私はリスボンよりはポルトの方が気に入りました。
寒いのでボートの中に座りましたが、ほとんどの人は外にいます。
石畳みの道をTuk-tukでツアーしてもらいました。
私たちはガイドブックのようなものを持って行かず、あまり街のことを知らないまま行ったので、英語のガイドに色々教えてもらって、ためになりました。
Tuk-tukはタイだけのものではないのです!
ガイド氏おすすめのTorre dos Clerigosにも登りました。
中世の街並みがそのまま。
教会の隣がタワーになっています。
狭い階段を登るのは大変ですが、ポルトの街がぐるりと見渡せます。
娘はどこに行ってもスケッチブックに絵を描いていました。 
アイスクリームでもPastel de Nataフレーバー。
旅行の思い出に、陶器でできたツバメを買いました。
どこのお土産屋でも売っていて、レストランや外壁に黒いツバメの陶器がたくさん並んでいるのを見て、可愛いなと思っていました。
私は黄色いのを買って、机の前の壁に飾りました。
黒が一番多いですが、私は黄色のにしました。
黄色と言えば、この旅行中に編んでいたセーターも黄色でした。
トップダウンで試着しながら編めるので、ポルトにいた時に着てみました。
まだ片腕が出来ていませんが、帰りの飛行機で編み終えました。
アパートメントのバルコニーから。
ポルトガルは何しろ寒くて、体調も万全じゃなかったけど、ローシーズンならではの良さがありました。
最終日、サンセットを眺めました。
毎日ひとつ(時々二つ)はPastel de Nataを。
次回からは普通のブログに戻りますね。

January 21, 2020

ポルトガル旅行・その3

リスボンからポルトまで、寄り道しながらドライブ。
レンタカーはマニュアルカーで、カーナビゲーションはポルトガル語、狭くて一方通行の多い道を、時差ぼけの抜けないまま夫一人で運転するのは大変だったと思います。でも、車はあったほうがこまめに観光できて便利なのは確か。
とにかく寒い。モコモコのブーツを履いて行って大正解。
ヨーロッパで二番目に最北端のCabo Carvoeiroのあたりは、石の層がゴツゴツと並んだ、最果ての地っぽい場所。
可愛らしい街並みのObidos。
可愛い店が立ち並ぶObidosにも立ち寄りました。
寄り道してポルトに到着した頃にはあたりは真っ暗。これまた住所を見ただけではさっぱり分からないような場所にAirbnbがあったのです。
広々としたリビング。
ダイニングテーブル。
石の壁のベッドルーム。
もう一つのベッドルーム。
素晴らしいロケーション、我が家より大きんじゃないかというくらいのゆったりしたスペース、モダンで明るいインテリア、予想よりずっと良い部屋でした。
バルコニーからはこんな夜景が。
オーナーさんに連絡してようやくたどり着いた頃には、私の風邪もかなり悪化していました。この調子じゃ今夜は高熱だなー、と思いつつ、無理して夕食に出かけました。
高熱にも関わらず、ワインをがぶ飲みしたため、
余計に具合悪くなってしまいました。
ポルトは歩いて回るのにちょうどよい大きさの街。
ぶらぶら歩いて見つけたいい感じのポルトガル料理店で、私はサーディーンのサラダを食べました。味が日本料理っぽい!というのが最初の印象。
ソーセージと豆の煮込みや豚肉の煮込み、
サーディーンのサラダ。
悪寒に耐えながら、持って行った服をなるべくたくさん重ね着して寝ましたが、翌朝は高熱で頭がぼーっとして、立ち上がるのも辛いほど。
立ちあがる元気もないほどグッタリ。
でも、ポルトまで来て一日中ベッドに横になっているなんて、我慢できません!
解熱剤を薬局で買って飲み、厚着をして気合を出して外出です。
駅そのものが観光名所。 
高い天井なので、開放感があります。
列車で移動するのも楽しそうだなー。
まずは部屋から歩いて1分のポルト駅へ。
青と白のタイルが素晴らしい。駅の構内はモダンで、建物のデザインとのギャップがまた良い感じでした。
街の中心部にあるタイル貼りの教会。
中が意外とシンプルなのもいい。
私が一番気に入ったタイルの建物は、Capela das Almasです。
教会の中もシンプルで、派手すぎなくて私の好みでした。
川の向こう岸はGaiaという街です。
川の向こう岸にあるGraham'sでポルトワインの製造過程を見るツアーとテイスティングもしてきました。
英語のツアーに参加しました。
私はデザートワインを飲むよりも、甘いデザートを食べたい方なので、あまりポルトワインには興味がなかったのですが、ここで3種類の試飲をして甘いワインもいいものだなーと思いました。風邪で喉も痛かったので、まるで咳止めシロップのような気がしたからかも(笑)。
私は普通の、夫はプレミアムコースを。
甘いワインで高熱が続いた一日を締めくくりました。
次は最終回です。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...