November 27, 2017

Alaska trip

アラスカ旅行から戻ってきました。
フェアバンクスでは-20°F(-28℃)だったのが、L.A.に戻ったら、11月末なのにまさかの80°F(27℃)!ほとんど100度も違うのですから、アメリカは広いです。
Fairbanks郊外のNorth Poleという場所で、クリスマスショップに寄りました。
Chena Hot Springs Resortというフェアバンクスから2時間くらい走ったところにあるリゾートに泊まりました。
これが泊まったロッジ。
天気予報を見て、相当寒いということは覚悟していましたが、実際の寒さは予想以上でした。凍った空気が刺すように痛くてしびれる。ちょっとショックなくらいの厳しい寒さ。外の気温は冷凍庫よりもずっと低いんですからね。
私は北海道育ちなので、雪には慣れているつもりだったけど、それでもあんな寒さは経験したことないです。
車が凍ってスタート出来なくならないように、コードで電気に繋ぎます。
車の雪を払いのける娘。
そんなわけで、とにかく重ね着。長袖シャツにセーター2枚着て、フリース着てからスキーウエアの上下。靴下3枚重ねにレッグウオーマー。手袋も2枚重ね。毎日同じ格好です。
温泉前にある大きな雪だるま。
オーロラツアーに申し込み、二日間行きました。
夜の9時半にキャタピラ雪上車で山の上に行きます。30分ほどですが、戦車のような内装の車で雪の中をずんずんと進むのは、独特の高揚感があります。
Sweden製の雪上車だそうです。すごい音なので、耳栓をつけます。
薪ストーブの暖かさのありがたいことよ!
丸いテントのロッジがあり、椅子が並んでいて、オーロラが見えるまでそこで待ちます。ホットココアとかアップルサイダーとか暖かいものをサービスしてくれます。私は何もしないでただじっと待っている、というのが出来ない性格なので、一日目は退屈して時間が経つのが長く感じました。二日目は編み物を持って行ったので、薄暗いなか、ひたすら編んでオーロラが出るのを待ちました。
オーロラの写真を撮るのは難しい・・・。
どちらの日も晴れて、結構きれいに見えました。雑誌やポスターで見るような凄いのではありませんが、幻想的な光がしゅーっと空に広がって、それはそれは美しい。
三脚や立派なカメラを持って来て、真剣に撮影している人が沢山いました。私の携帯電話のカメラではピンぼけ写真ばかり。

夜中の2時までいるので、最後のほうはテントのストーブの近くで寝てしまったし、外も寒過ぎて長く居られないので、それほど熱心にオーロラ観察しなかったけど、それでも行って良かったです。
ちょっと日本の銭湯みたい。
露天温泉は厳しい寒さの中のオアシスでした。
外気とお湯の温度差が激しいので、湯気がもうもうで、近くの人も見えないくらい。すぐに髪の毛が白くバリバリに凍って、面白い姿になります。夫は坊主頭なので、頭が冷えると言って、時々お湯に潜っていました。私の長い髪は凍って総白髪。
水着を着て、寒い廊下を歩き、露天風呂へ行きます。
温度もちょうど良く、もう極楽!
みんな頭を白くして、お湯に浸かりながらセルフィースティックで写真を撮りまくっている様子は、ちょっと面白かったです。

アイスミュージアムにも行きました。
Steve & Heather Brice夫婦が氷の彫刻を手がけていて、シャンデリアからベッドまで全部が氷で出来ている圧巻の美術館。
ここで結婚式も出来るし、ベッドにトナカイの毛皮を敷いて宿泊することも出来るそうです。寒そうだけど、よい想い出になるでしょうね。
アイスミュージアム。もちろん中もすごく寒いです。
氷の彫刻のスタジオ。
氷で出来たシャンデリアの色がくるくる変わってきれい。
木琴ならぬ氷琴。
別途15ドルを払えば氷で出来たバーでアップルマティーニが飲めます。ガイドの女性が氷で出来たグラスにマティーニを作ってくれます。光が反射してとてもきれい、しかもとても美味しいんです。これはやってよかったことのひとつです。
テーブル、椅子、皿、グラスなど全て氷で出来たアイスバー。
氷のグラスにアップルマティーニを注いでくれます。
美しい緑色のマティーニ、最高に美味しかったです。

娘が楽しみにしていた犬ぞりに乗りました。
11匹の犬が私達3人を乗せたそりを引っ張ってくれます。犬ぞり使いが後ろに乗って号令をかけ、すごいスピードで走ります。15分ほどですが、ひざの上にiPhoneをのせていたら、温度が低過ぎて動かなくなってしまいました。文字通りフリーズですね。
外で働いている人は本当に大変だと思います。

周りに何もないので、食事は全てロッジのレストランで取りました。
メニューにサラダが沢山あり、野菜はほとんどがこのリゾートにあるグリーンハウスで育てた新鮮なものだそうです。
敷地内にあるグリーンハウス。
グリーンハウスツアーというのがあったので、参加してきました。
レタスやトマトが明るくて暖かい場所ですくすく育っていて、それを収穫したものを台車でレストランで運んでいるのをみました。レタスの上には毛布をかけて凍らないようにしてありました。
グリーンハウスですくすく育つ野菜。
朝の9時くらいにようやく明るくなったと思ったら、昼の3時半にはもう暗くなってしまい、夜がすごく長い。それを見込んで、私は刺繍や編み物、分厚い本を持って行ったので、オーディオブックを聴きながら、のんびりと過ごしました。
初日はこれくらい進みましたが・・・。
オオカミの隣に座って、帰りの飛行機待ちの時間に完成!
同じアメリカなのに、アラスカとロサンジェルスは全く違って、外国に旅行したような感じでした。いつか夏に訪れてみたいと思います。

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