March 31, 2017

Joshua Tree

最後にJoshua Tree National Parkへ行ったのは、アメリカ移住直後で、もう13年も前になります。娘と夫はキャンプしたいと言うし、私は親友がJoshua Treeの隣町に去年引っ越したので、新居を訪ねたかったのです。
このキャンプ場は水洗トイレだし、水場もあるので、おすすめ。
Joshua Treeはワイルドフラワーが咲いて、ハイシーズンです。キャンプ場探しは半分諦めていたのだけど、Visitor Centerで空き具合を確認してもらったら、一番奥のキャンプ場に少しだけスペースがあるとのこと。ラッキー!
娘が私のiPhoneでたくさんの花の写真を撮っていました。
Cottonwood Campgroundというキャンプ場に場所を確保して、いろんな場所でハイキングをしました。花がいっぱい咲いているところ、岩がニョキニョキとそびえ立っているところ、サボテン畑など、少し車で走るだけで、全く違う景色が楽しめるのが魅力です。
果てしなく広がるサボテン畑。
夜はキャンプファイヤーでホットドッグとS'moresを作り、クーラーを持って行ったので、シャンペンとオレンジジュースでミモザを作って、夕日を眺めながら飲みました。砂漠ですから、夜は急に冷え込みます。
ドームテントを組み立て中。
砂漠の夜は寒いので、キャンプファイヤーの熱がありがたい。
娘はテントで眠ること自体が楽しくて仕方がない、といった様子でしたが、私は地面が硬すぎて腰痛になり、ちっとも眠れませんでした。大学の登山サークルでキャンプしていた頃は、腰痛とも不眠とも無縁で、目覚めも良かったものですが、こういう時に老いを実感します。しばらくキャンプはこりごりです・・・。
娘は岩があったらどこでも登って行きます。
これが地名にもなっているJoshua Treeです。
帰りに友達の家に寄って、一緒に食事しました。
彼女は私が知人が一人もいないアメリカに来て、最初に出来た友達なのです。
裏庭がまるでナショナルパークのよう!
しょっちゅうランチして、何でも話せるお姉さんのような存在なので、遠くへ引っ越してしまうのは悲しかったけど、今でもたまにL.A.で会っています。
一年中、トレードマークのカウボーイブーツを履いています。
彼女はアンティークのものに囲まれた家に住み、ナショナルパークでのハイキングを日課にし、古い箱の中に人形の頭とか拾った木、食器などを収めたAssemblageを作って、のんびりとリタイア生活を送っています。新しい街でも、自分らしくたくましく暮らしている様子を見て、嬉しくなりました。
広々した明るいリビングルーム。


March 29, 2017

Termite fumigation

暖かい南カリフォルニアの建物はシロアリの被害が避けられません。10年に一度ほど、家全体にテントを被せて、シロアリ駆除のガスをまいて、何とか木材の劣化を遅らせるのが一般的な方法なようです。
ガスから守る特別なビニール袋に食べ物や薬を全部入れなければいけません。
我が家は2005年秋に入居する前にシロアリ駆除をしたのが最後です。タイルの家にしてからは一度もしていませんでした。この駆除はお金もかかるし、面倒です。

食べ物や動物は安全なところに移動し、ガス会社に元栓を閉めてもらってから、三日間留守にしないといけない。戻ってからも食器、カーテン、寝具、衣類を洗う仕事が待っています。軽い引っ越しくらいの手間と時間がかかるのです。
冷凍庫も冷蔵庫も両方全部空っぽにして大掃除。
まだきゅうりの形のアイマスクが入ってますけど(笑)。
冷蔵庫と冷凍庫を空っぽにするのも大変でしたが、スッキリしていい機会でした。

あと、家の玄関ライトの上に巣を作っている鳩もどうにか助けてあげたかった。数日前に卵を産み、さらに2羽が生まれたばかりだったのです。そんな大切な時期ですから、お母さん鳩は頑として巣から動きません。夫がちりとりで巣を丸ごとすくって、家から離れた場所に移動させました。
茶色い赤ちゃん鳩二羽と卵。
お母さん鳩が見えますか?懸命に卵を温めているのです。
駆除の会社がくれた食品用ビニールを二重に被せ、全部外へ運び出しました。インコ達の鳥かごと熱帯魚の水槽は外にある夫の部屋へ。数日間、我慢してもらいます。
トラックに沢山積まれたテント用の生地。
5−6人の作業員が手際良く一時間ほどで家全体をカバーし、扇風機を室内に取り付け、ガスをまいてくれました。
ガスが漏れないように、しっかりとクリップ止めしています。
娘は学校もフェンシング練習もある普通の日だったので、その夜は近所のホテルに泊まりました。
近所のDoubleTree Hotelでゆっくり休む。
このホテルはチョコレートチップクッキーが名物なのです。
家からたったの3分離れた場所でもホテルに泊まるだけでバケーションって気になれるのがよかったです。駆除の準備で疲れていたので、チェックインの時にもらった温かいチョコレートチップクッキーが格別に美味しく感じました。
夜にプールで泳ぎました。
週末も家には居られませんから、Joshua Tree National Parkでキャンプすることにしました。
その話は次回に。
翌朝、気になって家に戻って見てみました。
ひたすら内陸へドライブ。沢山の風車が見えたらもう少し!

March 24, 2017

オークションの傘

今年は雨が多かったので、傘を思いつきました。
毎春、豪華な会場で親がドレスアップして参加するオークションが催されます。
私は行ったことないのだけど、毎年楽しみにしている人も多い、PTAのファンドレイジングイベントです。
時間をかけて凝った絵を描く子もいれば、
ちょちょいのちょい、で済ませる子もいて、性格が現れます。
子供たちもクラスごとに何か作って出品します。クラスマム(クラスの両親の連絡係)がメールでアイデアを募るものの、毎年なかなか決まらない。
それで困ったクラスマムが、私にアイデアを出してくれないかと頼んできました。
娘は赤系の色が好きじゃないので、今回も青系の服を描いています。
娘の自画像。けっこう似てる!
「白い傘に子供たちが絵を描くのはどう?」と提案して、他のお母さん達に意見を聞いたら、みんな同意してくれました。他のアイデア出なかったから当然なんだけど・・・。
実はあまり乗り気じゃなかったのですが、結局は私がこの傘プロジェクトをコーディネイトすることになってしまいました。
頼まれたらノーと言えない日本人の私です(笑)。
子供の絵が終わった傘。テープで区切ってある上の部分を私が仕上げます。
二週間に渡って、子供たちに自画像を描いてもらいました。
傘の上のほうは余白を残して、学校の方針の文章を書くことに決まりました。
鉛筆で下書きして、ペンで細く描き、後で線を太くしました。
どのお母さんも「アートのセンスがないから自信ない」とか、あーだこーだ言うので、仕方なく私が余白を埋める係もやることになりました。私だって傘に字を書いたことなんてないんだけどなあ・・・。でも、やると決めたからには、いいものになるように頑張らないと!
自分で勝手に考えたフォントをいろいろと混ぜる。
ちょうどこの前買ったばかりのSharpieのセットを使って描くことにしました。
こちらはドイツ語の傘。スペル間違えないか、緊張しました。
まずは鉛筆で下書き。傘は2本あるので、1本は英語、もう1本はドイツ語にします。
英語のほうは、Chalkboard Artっぽくしてみることにしました。
これが私のレインボーSharpie。
いろんなフォントを混ぜて、リボンとか矢印を加えたのですが、描いているうちに面白くなってきました。いつか、ちゃんと黒板にチョークで描いてみたいなあ。
下の空いたスペースには娘が絵を描き足してくれました。
ドイツ語のほうは、虹色の円形になるように筆記体で文字を書き、雨雲と雨の粒を描きました。
こちらは英語の傘。時間かかりました・・・。
習いたてのiPhoneでこのプロジェクトに参加してくれたお母さん達に確認の写真を送ったら、褒め言葉いっぱいのメッセージがたくさん届いて、ようやく肩の荷がおりました。

オークションでいい値段がつきますように!
グレーと水色で雨雲を描いた、ドイツ語の傘。私には意味はわかりません(笑)。
明日からJoshua Treeへ出かけるので、月曜日のブログはお休みしますね。

March 22, 2017

小さなきつねとキッシュ

巻いてくれたのはたった一日だけでした・・・。
余り毛糸で娘にきつねのスカーフを編んだのですが、すでに季節外れ、しかも首の周りに何か巻くのは邪魔だと言うのです。
顔と耳は別に編んで縫い付けます。
耳を左右対称につけ、目はボタン。
ということで、たんすの肥やしになりそうなスカーフですが、編むのが楽しかったのでいいことにしましょう。
完成はこんな感じ。メリヤス編みでくるりと自然に丸まります。
足としっぽ。
私はキッシュが大好きで、たまに作るのですが、夫は玉ねぎ嫌い、娘はピーマン嫌いで私のキッシュはあまり人気ありません。
パイ生地を大きな丸型で抜いて、ジャンボマフィン型に敷き詰める。
奥が私の、真ん中が夫の、手前が娘の具です。
それで、ジャンボマフィンカップを使って、小さなキッシュにしてみました。
娘のにはベーコンとアスパラガス、夫のには玉ねぎ抜き、私は全部いれて卵液を注ぎます。
パイ生地からあふれないように注意しながら注ぐ。
これにサラダを添えて夕食にします。


March 20, 2017

Hamantaschen

このHamantaschenというのはユダヤ人が祝日に作るお菓子だそうです。
粉とバターを混ぜたところに、卵と牛乳を加えます。
オレンジの皮をすりおろして生地に加えます。ほんのりオレンジの香り。
家にポピーシードの缶があったので、いつものケーキにしようかと思ったのですが、たまには違うものを作ろうと思ってこのレシピでHamantaschenを作ってみました。
これを使ったケーキが好きなので、見つけたらまとめ買いしてあります。
缶の紙をはがすと、このレシピも載っています。
クッキー生地はフードプロセッサーで作り、丸い型で抜きます。
そこに小さなスクープでポピーシードフィリングをのせ、三角形に形作ります。
生地はよく冷やさないと、すぐダレてしまいます。
ポピーシードフィリングを真ん中にのせる。
焼き上がりは、クッキーというよりは、スコーンに近い感じ。
コーヒーによく合って、おいしかったです。
指で三方から折りたたみます。
溶き卵を塗り、焼きます。
けっこうぷっくりと膨らみました。
わりと甘さ控えめです。
私の陶芸友達Santa Monica Airport Art Walkで陶芸のデモンストレーションをしていたので、遊びに行きました。
子供たちが形作った粘土を、友達が大皿にくっつけています。
子供が粘土で何か作って、それを大きな壷や皿にくっつけて焼成するのですが、焼き上がった作品はちょっとしたアートっていう雰囲気なんですよ。
娘はバラ、ピッツア、さいころ、指輪など作りました。
私はやめちゃったけど、ふたりの友達はずっと陶芸を続けていて、大学でアシスタントを勤めるほどの腕前。たまに日本語で話したので楽しくて、爆弾のようにしゃべりまくってしまいました。
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