February 13, 2017

安部譲二さんのディップ

一冊の本を読むと、そこから興味が広がって次に読みたい本が決まることがよくあります。妹が送ってくれた都築響一さん「圏外編集者」がとても面白かったので、そこから「刑務所良品」に飛んで、刑務所つながりで安部譲二さんの「塀の内外喰いしんぼ右往左往」を読みました。
安部譲二さんがこれを習ったのは1953年だそう。粋な方だと思いませんか?
安部譲二さんは、粋で正直で自由な思考の持ち主で、食べ物のことを美味しそうに書ける人だと思います。文句を書いてもちっとも嫌みに感じない不思議な魅力があります。元やくざの作家、というくらいしか知らなかったのですが、本当に波瀾万丈の経歴で、直接お話したらきっとチャーミングで面白い方に違いないと思いました。
マヨネーズとかレモン汁じゃなくて、コニャックで溶く、のがいいのです。
本の中に「ブルーチーズディップ」という話があります。パリに住んでいた16歳の頃、ヴィヴィアンヌ婆さんに教えてもらったというディップ、読み終わってすぐに試してみました。
本ではディップをシャンペングラスに盛ると書いてありました。
ゴルゴンゾーラチーズをコニャックで溶いて、ぽたっと垂れるくらいにします。薄くスライスしたりんごを周りに並べて出来上がり。

その後、日本航空のパーサーとして、ファーストクラスの機内サービスをしていた時に、財界の偉い人にこのディップを即興で作って持っていったんだそうです。それをとても気に入ってくれたことが嬉しくて涙ぐんでしまった、というエピソードも微笑ましく、こういう想い出のある一品って素敵だなと思いました。

りんごでディップをすくってつまむと、ほのかにコニャックの香りがたって、りんごのしゃりっとした歯ごたえとよく合います。安部さんが習ってから64年も経っても、色褪せない魅力のある一品です。
作るのは簡単だけど、後の掃除が大変でした・・・。
持っている中で一番大きな鍋で、大量のPulled Porkを作りました。
少し作るのも、たくさん作るのも、手間は同じですから、レシピの2倍量を鍋に入れて、オーブンで4時間じっくり火を通しました。
柔らかくなったら、フォークでほぐしてソースに絡めます。
が、3時間を過ぎたころからキッチンが煙でもくもく・・・。
吹きこぼれた油がオーブンの底にくっついて、それが煙になってしまったのです。オーブンの中はひどく汚れてしまい、翌日はオーブンの大掃除をしなければなりませんでした。
毎日酷使しているオーブンですから、たまにはきれいにしてあげないとね。
でも、久しぶりに全部のパーツを取り外して、さっぱり洗ってすっきりしたから、よかったとしましょう。
油汚れがなくなると、新品みたいにすっきりします。
娘が学校で友達からガールスカウトクッキーを買ってきました。
買ってくるけど、誰も食べないので、デザートに仕立てました。
去年も同じようなのを作った気がしますが、ショートブレッドを牛乳に浸して柔らかくし、グラスの中にホイップクリームと苺と交互に入れてトライフルのようなデザートに変身させて食べました。
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