Swazilandは南アフリカの上にある小さな国。
とても貧しく、エイズ感染率が世界一で、一夫多妻制が認められる国、というのを読んでいたせいか、荒れた国を予想していたんです。
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閑散としたスワジーランドの国境ゲート。 |
簡素な国境でビザの手続きをして、混んでないのですぐ入国。
入った途端、牛が道を横切り、緑の大平原の中をドライブです。
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ここを通ればスワジーランド。 |
お昼くらいに首都についたら、予想より都会でびっくりしました。
ショッピングモールもファストフードも何でもある。
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都会の人はお洒落で、思ったよりずっと現代的。 |
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切手を買いに行ったけど、日曜日でした・・・。 |
私の目的はスワジーランドのハンドクラフト。
Skukuzaで足の肉離れで注射してもらった時、医者におすすめの場所を教えてもらっていたのです。
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まさかここがモザイクの場所だとは知らなかったんです。 |
場所は
House on Fire。私は足を踏み入れた途端、「あぁ、肉離れになったのも、何かの巡り合わせだったに違いない!」と全身がしびれました。あんなに素敵なモザイクの場所がアフリカの奥地にあるとは思わなかったです。
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どの壁もこんな感じでモザイクで埋め尽くされています。 |
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円形劇場。階段やライトなどの細部も素敵。 |
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広々とした庭園。 |
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レストランや宿泊施設もあります。 |
もう何もかもが素敵。円形劇場と広々とした庭もお店も、私の好みのド真ん中。
敷地内にある
Gone Ruralという店で、スワジーランドの手作りカゴを買いました。
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地元女性のサポートグループが運営する店。 |
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どれも可愛くて、ひとつだけ選ぶのが大変でした。 |
感動もさめやらぬまま、さらに奥地の野外マーケットへ。
ここでは素朴な木彫りとか布、アクセサリーなどを見ました。
私は牛の骨で出来たネックレス、夫は木彫りの壁掛けを買いました。
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作りながら販売しています。 |
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ジャカランダの木を彫って、キリンの頭を作っている男性。 |
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滅多にお土産を買わない夫が気に入った木彫りの壁掛け。
自分の部屋に飾るつもりだそうです。 |
スワジーランドまで足を伸ばして本当によかったです。
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アフリカ女性の頭のスカーフ巻きは絵になります。 |
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ひとつ作るのに3日かかるそうです。 |
今回の旅行はほとんど宿を予約してから行ったのですが、この夜だけは決めていなかったんです。スワジーランドを出て、南アフリカへ走れるだけ走って、疲れたら宿を取るつもりでした。が、南アフリカでそう簡単に街は見つかりません。
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ヨハネスブルグとスワジーランドの真ん中くらいの中規模な街。 |
空港で買った地図と、iPhoneの情報を頼りに、何とか夜遅くついたのは、聞いたこともない
Middleburgという街。
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サンセットの美しいこと・・・。周りに何の建物もありません。 |
真っ暗で街の雰囲気がわからなかったけど、あんまり安全そうな感じじゃないのはわかりました。唯一見つけた「Hotel」のサインを頼りに行ったら、複数の女性が門の外で当てもなさそうに立っている怪しくボロいモーテルでした。空腹だし、トイレも我慢の限界だし、寝るだけだから何でもいいや、とそのホテルに決めました。
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この時ばかりは蚊帳を持って行って良かったと思いました。
ゴキブリがベットにはい上がってくるといやですから・・。 |
多分、何十年も交換してないだろうマットレスやブランケット、床にはゴキブリ、蛍光灯の薄暗い部屋、カビだらけのシャワー。ちょっとバンコクのカオサンあたりにありそうな安ゲストハウスの雰囲気です。
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おしゃべり好きなギリシャ人のおじさんとオウム。 |
何とか一晩過ごし、朝起きたらギリシャ人のおしゃべりなオーナーがペットのオウムを見せてくれました。ギリシャ語をしゃべるんです、このオウム。
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有料の高速道路が多いせいもあり、道路は整っています。 |
この日の目的地は
Sun City。
夫に「どんなところかなあ?」と聞いても「プールがあるよ」と言って意味ありげに微笑むだけ。何かヘン、とは思っていましたが、まさかこんなサプライズがあるとは思っていませんでした。
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建物が巨大で、一枚の写真に納まりきれないほど。 |
Sun Cityについたら、まるでディズニーランド?と思わせるような巨大なゲート。
中に入ったらゴルフコースにカジノ、手入れの行き届いた庭園を通り、ついた所はその名も
「The Palace」!
数年前に
Blendedという映画を観て、それが南アフリカのサファリの話だったことは覚えていました。その中で豪華なホテルが出て来るのですが、それがこの
The Palaceだったんです。
次回に続きます。