季節柄、娘はいろいろな国のHoliday Traditionsについて学んでいるそうですが、私もボランティアで日本のお正月を紹介することにしました。
アメリカで子育てしている方ならおなじみでしょうが、学校からボランティアと寄付金の要請がひっきりなしにあります。カリフォルニアでは指紋を取って、ツベルクリンテストをしてからでないと、学校でボランティアすら出来ません。世界の国々のホリデーの伝統を学ぼうと言っても、アジア人はクラスに少数ですから、私にうってつけだと思ったのです。せっかくやるなら、話だけじゃなくて実際に手を動かして作るものを取り入れたいと頭をひねりました。
考えた結果、ふたつのデモンストレーションをすることにしました。
ひとつめは「お手玉」。
座布団型のお手玉を10個作りました。普通なら小豆を入れるところですが、手に入りやすい白くて小さな豆で代用。
お手玉の作り方はこちらを参考にし、豆は40グラムずつ入れました。
子供たちには「小さな布4枚と豆で出来ていること」「コンピューターゲームが出来る前はこんな素朴なおもちゃで遊んでいたこと」を説明して、実際に遊び方を見せるつもり。
もうひとつのデモンストレーションについてはまた明日。
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昨日、アメリカ市民権のテストに合格しました。
いろいろ考えた結果、アメリカ国籍を取ることにして、春から手続きを進めていたのです。
人から聞いたり、ネットで読んだりした印象は「テストは簡単」というものでした。
100問の中から10問だけ口頭で質問されます。
結果、私に出された質問はこの6つでした(全部正解なら、6問で打ち切られる)。
1. What is the supreme law of the land?
2. Who is in charge of the executive branch?
3. What is the capital of your state?
4. What do we show loyalty to when we say the Pledge of Allegiance?
5. When is the last day you can send in federal income tax forms?
6. Who did the United States fight in World War Ⅱ?
ラッキーなことに、簡単な質問ばかりで自信を持って答えられました。
が、もし次のような質問で十分に勉強していなかったらどうなっていたことやら。
1. What did Susan B. Anthony do?
2. Who was President during World War I?
3. The Federalist Papers supported the passage of the U.S. Constitution. Name one of the writers.
4. Name your U.S. Representative.
5. What did the Declaration of Independence do?
6. Under our Constitution, some powers belong to the federal government. What is one power of the federal government?
上記の難しめの6問、すんなり答えられる普通のアメリカ人がどのくらいいるでしょうか?5%にも満たないと思います。だから外国人の私たちが自信を持ってテストに挑むには、暗記するしかないのです。
私は勉強を始めるまでチンプンカンプンで、最初は焦りました。それで普段流しっぱなしにしている音楽を我慢して、つまらないテストのCDをかけて勉強しました。テストが終わって何が嬉しいって、普段通りに音楽が聴けることです。
終わってみればテストはたいしたことないように感じるけど、やはりちゃんと勉強していかないと簡単だとは言えないと思います。
あとは宣誓式に出席して証明書をもらえば、私はアメリカ人になります。
まぁ、何がいちばん辛かったって、待合室で3時間も待たなければいけなかったことです。娘の迎え時間にギリギリセーフでした。
夫が帰りに合格祝いのシャンペンを買ってきてくれて、うれしかったです。